北欧の図書館|子どもにやさしくて感動したこと

デンマーク

北欧の図書館|子どもにやさしくて感動したこと

北欧の図書館はデザインや空間使いが好きで、旅先ではよく訪れるようにしています。

そして、北欧の図書館は子どもにやさしいつくりになっていて毎回感動します!

今回はコペンハーゲン中央図書館で見つけた、子どもにやさしくていいな〜と思ったところをまとめてみました。

子どもが本を手に取りやすかったり、本に興味を持ってもらう工夫があったり、

ママたちに寄り添っていたりと、“北欧は、子どもにやさしい”を肌で感じられた点が多々ありました!

ざっくりカゴ収納で手に取りやすい!

絵本のコーナーでは、こんな風にカゴにざくりと絵本が置かれていました。

こういう風に置かれていると気になる本をパッと取れるし、「別のにしよう」と思ってもすぐにしまえます。

棚差しの本と比べてパッと見れて楽ちんですよね。

ささいなことだけれど、意外とこういうストレスがないだけでどんどん本を手に取れたりします。

自然とそういう設計になっているのがさすがだな〜と思いました。

おすすめの本がセットになっている

同じレベルやジャンルなどでまとまってるのかな?

残念ながらそこまではわからなかったのですが、このようにセットで貸し出すのは、たしかにすごくいいアイデア!

何を借りようか迷っても、こうしておすすめしてもらえると安心ですよね。

本選びが苦手な子や保護者にも寄り添ってくれてる感じがやさしすぎる…!

本好きの子にも新しい発見になっていいですよね◎

保護者の団らんコーナーがある

絵本コーナーの近くにはこんなスペースがありました!

ママたちが団らんしてる〜〜!

すごくいい光景じゃないですか?

図書館は本を借りにくる場所という役割だけではなく、北欧のママたちにとってはこんなふうにリラックスしながらおしゃべりができる場所なのでしょうか。

なんとなく、特段取り上げることでもないようなスペースに思われるかもしれませんが、

日本の図書館では、キッズスペースには子ども用の小さなイスだけのことが多いですよね。

でも、子どもがいれば、そこに大人もいる

子どもたちが本を選んだり、読んだりするのを見守ったりするのに、大人のイスがあることも実は自然なことなのかもしれません。

わたし自身、子育てをしていてまさに感じていますが、こうして座ってママ同士でお話ができる時間にけっこう癒されたりするものです。

私だったら、こんな風にイスがあったら子育てに寄り添ってくれてると感じてうれしいですね。

子どもがあそべるビジーボードがある!

先ほどのコーナーの続きになりますが、見てください。

絵本が並べられている下には、子どもがあそべるビジーボードが壁に貼ってあるんです。

動かしてあそぶ迷路のようなものがあったり、鉄琴などの楽器もありますね。

子どもの背の高さにあることもすばらしい。

ママたちの座れるイスの前に置いてあるのも、ママたちがお話中におもちゃであそんでいてもらえる動線になっていますね。

こういうおもちゃを置くとごちゃごちゃしてしまうし、子どもの使うものだからなくなってしまうことも多々あって管理が大変ですが、

壁のスペースを使うこと、ビジーボードにしていることでそれも解決できていますね。

北欧の空間デザイン力!!!

赤ちゃん用の絵本をすべて表紙が見えるように並べている点も、雰囲気も明るくなるだけでなく、読んでみたい気持ちも高まっていいなあと思いました◎

読書スペースが明るい!おしゃれ!勉強にもなる!

座って本が読める場所にはたくさんのアルファベットのブロックがありました!

まずこのカラーリング。とってもかわいいですよね。

壁に木のイラストがあるので、自然の中をイメージしているのかな?

リラックスしてね、という意図が感じられて、北欧らしいですね^^

そして、このブロックはとにかく大きい!

子どもたちはブロックであそぶのもたのしいと思いますが、上に座ることもできちゃいます。

北欧に行くと、「こうすることが正しい」というよりも、

「こうであってもいいし、ああであってもいいよね」という考え方だなーと思うのですが、

たとえば、このブロックひとつとっても、

ブロックを座ったり、寄りかかったり、好きなように使っていいよ〜。

本を好きな体勢で、あなたの好きなように読んだらいいよ〜

というメッセージが込められているように感じます。

正座して読むのが正しいのではなくて、その子の一番リラックスできる体勢で読めばいい。

ブロックの上に座ったっていい。

そう言われたらうれしいし、読書もはかどりますよね。

そして、このコーナーで感動した点がもうひとつ。

ブロックがアルファベットになっているところ!

多くの人が英語が話せる北欧ですが、子どもの頃から「英語のお勉強!」とかっちりやるというよりも、

こんな風に遊びの中に英語を溶け込ませるのが上手なんですよね~。

ブロックであそびながら、「このかたちは何?」などときっと興味を持つことでしょう。

それが、図書館にあるというのも、図書館がいかに公共性が高く、身近な存在であるかもわかります。

子どもの作品が飾ってある

図書館の壁に、子どもたちの作品が飾ってありました!

デンマークでは、図書館や美術館に子どもの絵が飾ってあるのをよく見かけます。

自分の描いたものがこんなふうに飾ってもらえたらうれしいですよね。(親もうれしい)

子どもを大切にしている北欧カルチャーがここでも感じ取れました。

さいごに

「キッズスペースにビジーボードがあるってすごい!」と私が感動するようなことも、

北欧の人たちからしたら「あったほうが楽しいんだから当たり前じゃない?」

というスタンスなことが多いような気がします。笑

図書館は本を読む場所だから、おもちゃはなくても仕方ないよね、という考えではなくて

子どもたちがより興味を持てるのはどういう図書館か?という発想。

いいな〜、真似したいな〜と思います◎

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

みなさんのおすすめの北欧図書館があれば、ぜひ教えてください!

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